幼なじみ
過去に戻りたいと思ったことはない
っていうと、ちょっとクールな感じ?
いや、あまり良い思い出がなかったからなんだけど、、、。
引越たり、転校したり、親が選んだ学校だったり、、、クラス会や同窓会に行こうと思うことは、まず無い私が、、、
中学三年で、大所帯で仲良かった男子女子のグループから、卒業でいろいろ枝分かれした中、男子ふたり(KとA)女子ひとり(私)の3人で、付かず離れずの付き合いが今も続いている。
ここ2年くらいは、そこに、もうひとり男子、いや、おじさんH(笑)が加わり、四人で飲んだり食べたりする。
高校も大学もバラバラで、住まいもバラバラ。家族構成も全く違う。
生意気でトゲトゲしていた昔を思い出すのも嫌なはずが
このメンバーだけは、なぜか特別。
Kは、中学の近くの大きな家の長男で、明るく優秀。未だに独身。まだ私達が大学生だった頃に亡くなったママには、Kが留守でも、私とAは、美味しいおうどんをご馳走になったりした。
Aは、まさに付かず離れずで、お互い進学したり結婚したり、就職、転職しても、気がつくと、隣の駅に住んでいたり職場が近かったりした。兄妹みたいな存在。
最近、メンバー?になったHは、KとAの親友。中学時代は、まわりよりちょっと大人だった気がする。
いつも、会の設定をしてくれるK。
お酒がすすめば
○○も誘ってほしいらしいよ、とか、××と飲んだよ、とか
かわいかった△ちゃん、どうしてるかな、なんて話もでる。
だけど、沢山の人数で集合するのだとしたら、私は欠席しようと秘かに思っていた
ほら、過去嫌いだから私(´-ω-`)
Kが言った
この四人が楽しいんだよ、他に誰かが来たら、この楽しさは無い
今回、会をした場所から一番家が遠いHは、片道二時間かけてやってきたし
無口なAは、あいわらず、笑い声まで静かで、きっと端からみたら、ホントに楽しいのか?とさえ思われそうなんだけど
次は、お前たちの誕生会な!
と解散した。
お前たち、、、Aと私は、誕生日が1日違いなのだ。
次もまた、集まるのは4人。
私が幼なじみと呼べる、そして素直に昔を認められる、、、唯一無二の、おじさん3人。