明日のほうが きっとしあわせ

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併願優遇

併願優遇って知ってましたか?

私は、昨年まで、噂には聞いても、よくわからなかったのですが、、、

 

中学三年生になると、東京ではV模擬とか駿台模試とか、塾や学校に申し込んで、模擬試験を受ける。しばらくすると偏差値が届く。

この模試の偏差値と、中学から出してもらう仮内申を持って、私立のいわば予約に行くのだ。

相談会に行って、偏差値と内申を見せると「○○クラスでご希望に添えますよ」などと言われる。

今時の私立高校は、大抵、特別進学クラスとかスーパーなんとかクラスとか、いろいろレベル分けがあるし、内申、偏差値が共にオメガネニカナエバ、入学金が免除されたりもする。しかも、当日の点数が良ければ、授業料免除などという魅力的な話。

そして、なにより有難いのは、国立、都立などが本命だったりする時、その結果が出るまで、入学手続きは保留してくれる。

しかし、大事なのは、もしも自信があった第一志望も、インフルエンザになってしまったり、まさかの不合格もあるのだから、もしかしたらお世話になるかもしれない、ここなら入学してもよいだろう、と思える学校を選ばなければならない。

我が家の場合、学力、立地、費用、、、の他に、キリスト教以外の宗教法人が下地の場合はダメ、という条件があった。

他の宗教を否定する気は毛頭ないが、三年間、たとえば仏教系の学校で過ごせるか、と本人に聞いてみたら

「アタシ、ムリ」

とのことだった。

 

家からほどほど近く、よいクラスにいれていただける、特待生の可能性も高い、設備も綺麗、宗教法人ではない、、、そんな私立高校に、併願優遇をお願いした。

 

しかし、娘は、その帰り道、低~い声で、こう言った。

「アタシ、二度とこの道、通らない」

 

なんとも、偉そうなセリフだけれど

娘が選んだ第一志望の高校に受かる見込みが見えてきた頃のこと。

なにかのスイッチが入ったのだ。