小学校受験8
一次の抽選で約1600人の願書提出を約400人にしぼり、二次の考査で43人ほどにしぼられるという。
一次の抽選は、立ち会わなくてもよい、とのことで(全員が会場に入るのはそもそも無理だし)、くじ運の悪い私は、抽選結果を翌日見に行ったのだった。これは、「綺麗な御門」の横の掲示板に番号が張り出される。
さて、二次の結果は、夕方、構内に張り出されるとのことで、駅から小学校までの暮れかかる道を「◯◯番」「◯◯番」と娘の受験番号を唱えながら歩いた。
娘は、幼稚園でただひとり心を許せる友人宅に預けていた。
小学校に近づく。まだ、時間には早かったのに、次々と保護者らしき人が門から入り、出てくる人もいる、、、。
門のところで、守衛さんが「どうぞ、もう発表されてますよ」と声をかけてくれた。
カシャカシャ!と、音。そして暗くなってきた中に照らし出されてる張り紙?!
写真撮ってる人がいるのかー!
恐る恐る近づく。
◯◯番、、、あった!
でも、自分の目が信じられず、鞄の中の受験票をみた。
間違いない。考査、通ったんだ。
鳥肌がたっていた。
携帯で番号を撮している方のお子さんは、番号があるのだろう。
でも、すでに、ここまでで、1500人以上が、いわば敗退なのだ。
番号は43人分しかなかったのだから。
写真は撮らず、急ぎ足で帰路についた。
「あたし、この学校に決まったからね」
根拠も無しに、そう言い切った娘を迎えに。