明日のほうが きっとしあわせ

昨日より今日、今日より明日。子育て、進学、カトリック生活、仕事、趣味……。

娘の行く道

今まで、小さな認定試験から、検定試験、幼稚園や小学校、中学校、高校まで、娘は試験と名のつくものは、全てクリアしてきた。

本番に強いというか、運も強くて、小学校は特に1600名の中の23名という限られた入学許可を掴んだ。

そんな娘が、大学受験に関しては、見事なまでに、落ちまくり、最後は、狙う学部を変えようかというような気の弱さであった。

 

うち、お金ないよね、、、と涙をこぼしなから、浪人中である。

入学にあてるはずの資金を予備校に振り込んだことを知る娘は、いつか、予備校代は返す、なんて言ってる。

 

娘は、特別出来るわけでもないし、地味で目立たず、こつこつと勉強するタイプ。

中学までは、生徒数の少ない学校で、教官も生徒の細かな癖まで見て、口数の少ない娘をよく指導していただいた。

高校は、小学校にくらべたら10倍近い生徒数であるし、だから行き届かないという意味ではないが、親としては、娘の地味な良さを評価してもらえなかったような、寂しさがあった。

 

さて、学校の評価を武器に、推薦という制度を使う手もあるけれど

娘は、最初から、それを考えていなかったし、それでよいと私も思っていた。

 

今、あっというまに夏の盛りを過ぎようとする中

娘は、昨年と微妙に違う受験大学を絞りつつある。

そして、何より違うのが

行きたい学部、行きたい大学が明確で

例え二浪になろうとも、この大学にはいかない、という意地があることである

 

自分の進路に関わりのあるニュースが流れると、食い入るように見ている娘

 

お母さん、いつも言うよね

犯罪者以外、何になってもいいよ

って

自分の人生なんだから、なりたいものになりなさい

って

 

そう、しかも、もし、娘の行く道が、誰かの救いになるならば

それは最高である

 

人として、どう生きるか

どんな進路であっても、そこが大切なんだよ