仲間
ずっと長く勤めている人には、わかりにくいかもしれないけれど。
娘が生まれて、小学校にあがった頃から、私も所謂パート勤めを転々とした。
数ヶ月の時もあったし、数年の時もあった。
今の職場は四年目になる。
どこの職場にも、いろいろな人がいて、あーやっぱり、な人がいるわけで。
今回も、いた。
他人の家庭の事情をうまーく聞き出して、言いふらす。しかも、悪口にしっかりすり替える。
あー、そのパターンか、と思って、距離をとったら、悪口に拍車がかかるのは仕方なかったけど、みんな子どもじゃないので、だんだん、するすると距離をとることになり、とうとう彼女は、ほぼ孤立したような形になった。
一緒にお昼を食べよう、と彼女に言われれば、みんな三回に一度くらいはつきあう。
でも、あきらかに以前と雰囲気が違うので、なぜか、彼女は不機嫌になる。
それは自業自得なのに。
いい歳をしたおばさんに、いい歳をしたおばさんが注意するのもおかしな話だし、注意したら、更に話はこじれるだろう。
人が集まれば、どんなに歳を重ねても、合わない人はいる。
それでも、折り合いをつけながら、活動するしかない。
私も、彼女についてイライラしたことも多々あったけど、今は仲間と思っていないし、感情の外にだすように工夫をしている。
見なかったことにする、みたいに。
ふと思った
彼女、学生時代や、どこかの職場で、本当に気を許せる仲間に出会ったり、本音でぶつかったりしたことがないんじゃないか、と。
だから、他人が気になり、ケチをつけたいのじゃないか、と。
かわいそうにね。
でも
私に対しての悪口についてを、頑張って許しても、仲間にはなれないし、なりたいと思っていない。
みんな、それぞれ、暇じゃない。