年齢制限
今、日本では飛び級は、ない。
学校で、先取り学習はあっても、いくらIQが高くても、学年をあげることは難しい。
選挙権とか、結婚とか、年齢の制限は変わりつつあるけれど。
うちは、実年齢より先の学習や体験をするような発想はなかったし、むしろ、例えば小学三年なら学年の途中で理解できないことも、三年生の学習を学年末には理解していること
それを娘に言ってきた。
だから、点数の悪いテストに文句を言わなかった。
だって、出来ない事実を娘が一番わかっているわけだから。
その後、中学になって、いよいよ「受験」を意識してからは「勉強しなさい」「どうするの?」と、がつがつ言うようになった。
だって、高校合格しないとねぇ。
いろいろな体験をさせたいのは、親は皆同じだと思う。
でも、例えば、小さいとき、2歳児、3歳児などの制限がある時、そんなにごり押しをしなかったはずの親が、幼稚園児、小学生になってくると「未就学児はご遠慮ください」と言われても、うちの子は大丈夫だから!とか、中学生対象と言われても、小学生6年生はダメなんですか?とか、食い下がる場面を見ることがある。
高校の体験授業の数少ない席に明らかに小学生の子と親が座っていたりして、受験を控えた中学生が参加を諦めるのを見たこともある。
運営側が許可したのであれば、外野がとやかく言う話でもないのだが。
なんか、もやもや~。
先日も、高校生大学生対象のセミナーの内容を閲覧していて、中学生の親が子どもを参加させたいと申し出るのを見て、サイトを閉じた。
参加する中学生は、高校生大学生に混じっても、問題ない学力や社会意識があるのかもしれないが、同じグループになった高校生大学生は、子守り状態になるケースも多い。
その後、「うちの子、大学生に混じってセミナーで発言したの」となるだろう。
意欲は買う。自慢したいのもわかる。
でも、迷惑。だいたいの場合。
昔、編み物を教えてほしいと言われて10人ほどの初心者に指導したけれど。
編み棒を持ったことがないのに、クリスマスに彼に渡すセーターをカシミアで編みたいと言った子いたなぁ。
説得して太いウールに変えたけど、他の子と足並みが揃わず、みんな大迷惑。
そして、バレンタインの時点で、まだ腹巻きくらいだったよね。