娘の幸福論、私の幸福論
娘をひとりで育てると決めた時から、何冊目かの手帳
予防接種や幼稚園の行事、小学校受験、、、毎年、いろいろな予定をきちんとこなせるように手帳を持つようになったのだが
新しい手帳を買って、一番最初にすることは、最初のページに
◯◯はお母さんの宝物
と書くこと
◯◯は娘の名前である
もう、私はダメだ、と思う度に
私は自分が書いたこの言葉に支えられてきた
娘の為に、もう一歩だけ進もう
そう思って、15年が過ぎた
もうひとつ、いつも自分に言い聞かせてきたのは
娘は私の生き甲斐だが、私は娘の生き甲斐になってはならない
娘には、娘の人生があるからだ
そう思ってはいても、いろいろ口出しながら、ここまできたわけだが
娘、ある課題で、好きな言葉がテーマの作文を書いていた
最初は、いわゆる格言みたいなもので仕上げたものの
書き直す、といってぐずぐずしていた
締め切りが気になる私はイライラして
早く出しなさいっ!
でも翌日、書き直しなさい、後悔するから
と職場からLINEした
書き直した原稿を自信無げに持ってきた娘
読んでみると
それは、娘なりの幸福論だった
好きなゲームのなかに、幸せについて、とても好きな言葉がある、という
そして
自分の望む学問の道に進みたい、それが私の幸福だと、、、
私のただひとつの宝物は、自分の幸せを求めて大人になろうとしている
こどもの成長は、思っているより早い
私の人生は、ちっともいいことなんてない人生だと思っていたけど(いるけど)
もしかしたら、とっくにとうに、私は幸福を手にいれていたのかもしれない
小さくてわからなかっただけで、気がついたら育ってる(笑)
そんな幸福
私の幸福