孤独を道連れに
孤独を道連れに
このフレーズが何故かしっくりして覚えている
本の著者は女優の岸惠子である
華やかな若手女優が、映画監督のイブ・シアンピと結婚してフランスに渡った、、、
ドラマチックな履歴に憧れて、容姿や演技が自分の好みではないのに、彼女の本は、全部読んだ。
フランス語がほとんどわからないのに渡仏し、上流階級のマダムとしての日々、出産、、、、泣いて、笑って、、、、そして離婚の、更にドラマチックな人生に、憧れた
その中で、ひとり娘を育てつつ、「孤独を道連れ」に、生きていく彼女に、更に憧れた
寂しさに囚われて、下を向くより、立ち止まってしまうより、孤独を怖れず、孤独さえも道連れとして前に進む姿は、凛々しく思えた
まさか、岸惠子と同じ、とは言わないけど、ひとり娘を抱えて孤独を道連れの人生が私にもやってくるとは思わなかったわけですが
。。(〃_ _)σ∥
このところ、俳優、女優の自死が続き、今朝もひとりの女優が亡くなった。
異常なのは、今年の初めにお子さんが生まれたばかりという点である。
育児ノイローゼ、という言葉もあるが、この方は第二子を出産したばかりで、初めての経験じゃなくても、(もしそれが一因なら)深刻な育児ノイローゼってあるのだな、、、。
子はかすがい、と言うのは本当でもあるけど、嘘でもある。
夫婦の関係に、子は影響はあっても最終決定の要件にはならない。
仲が悪い両親なら片親の方が、、、と言うのも、本当でもあるけど嘘でもある。
仲が悪い両親の子が必ず非行に走るわけでもないし、片親の場合、経済的にも時間的にも圧倒的に手が足りないのだ。
あ、、、(‘д‘ )、、、
仲の悪い両親の元、早くひとりになりたい、と思っていた私、娘をひとりで育てている私
常に孤独は側にいたのかもしれないな
離婚、育児ノイローゼ、失恋、失業、学歴、容姿、経済、人間関係、、、、
孤独の種のようなものは世の中にたくさんある。
孤独は、たくさん、そして、いつでも側にいるものらしいから
友人のひとりくらいに思って、人生の旅の中、たまには隣に座らせてあげるのはアリだよ
どうか、孤独を理由に、自死の道を選びませんように
孤独以外の道連れが、誰にでも必ずあると思うから