明日のほうが きっとしあわせ

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教皇ミサ

この11月に、ローマ法王が実に38年ぶりに来日し、長崎と東京でミサを行うこととなった。

まず長崎でのミサ参加について応募が行われたが、「教会を通せば絶対」とか「早い者勝ち」との情報で大混乱。

つぎに東京では、信者優先とのことで、所属教会のコードを入れて応募したが、未信者やプロテスタントの方にまで当選?通知がいったのに、数十年教会に尽くしているカトリック信者に通知が来ないという納得できない現状がある。

そもそも平日なので、学生は学校がある。

あるご家庭では、祖父母、父母で別々に応募をしたが、祖父母には通知が来ず、父母は自分達の席を祖父母に譲りたいと考えたが、それは出来ないとのことだった。

カトリック系の学校でも信者のご家庭は、日本では極めて少ない。通知の来なかった信者のお子さんに、通知がきた未信者のお子さんが「神様はアタシが好きなの。あなたはキライなのよ」と言った話。

行けないかもしれないけど応募したら当たってしまい、やっぱり行けない。

息子はその日、学校の行事なのよね。

当たったから、うちわ作ったの。(アイドルみたいな)

 

ハロウィーンが日本独特のクレージーハロウィーンとして本来の意味を失ったように、なにかが勘違いされている。

 

祖父母に席を譲りたいと考えたご夫婦は「今回のミサ、本当に求めている方に通知がきていない」と、心を痛められているし、学校で「神様はあなたがキライ」と言われたお子さんのママは神父さまに相談に言ったり

教皇ミサは祝福であるのに、悲しみや苦しみが散らばっている。

 

そして、我が家も、「神様に選ばれなかった」仲間である。

正直、まわりに通知が届きはじめて2日後あたりから「だめだな、、、」と思うと、食事が喉を通らなかった。

神様はあなたがキライと言われたお子さんのショックがどれほどのものかと思う。

 

ミサまで、もう10日もないのに、長崎も東京も、準備が整った気配も、静かな祈りの雰囲気も、感じられない。