永井隆論 中間発表
娘の高校で、それぞれがテーマを決めて進めている研究。
やはり、理科系に注目が集まるが、娘が選んだのは文系で、永井隆だった。
永井隆で、、とテーマを出すとざっくりすぎると指導教官から言われ、「永井隆が作品「この子を残して」に託した平和と祈りの意味とは」という長いテーマですすめている。
同級生は勿論、先生方でも永井隆を知っている人がどれほどいるのか、と思う。
マイナーとも言える研究テーマだが、指導教官は「面白い研究になるんじゃないか。」と言ってくれたそうだ。
娘が永井隆を知ったのは中学二年の夏だった。
医師、学者、キリスト教、父親、、、
娘の憧れに満ちた永井隆。
お陰で、私も永井隆の著書を読み直したり、関連の本を探したり、永井隆の故郷、島根にも娘と出かけた。そして、再び、長崎にも行くことが出来た。
個人的な関心というか、尊敬というか、我が家にとって、永井隆、長崎、カトリックは、一生追い続けるテーマなのかもしれないけれど、高校での研究は、どこかで着地し、結論を出さねばならない。
その着地を、娘の研究を眺めながら、予測はしている。
だが、高校での研究が最終発表という着地点を過ぎ、単位取得というゴールを過ぎても、永井隆は娘の人生に影響を与え続けるのではないか、と期待もしている。
世の中には、ひとつの事柄、ひとりの人物に、肯定も否定もあるし、永井隆否定論もある。それも全て知った上で、自分へのよい影響としてほしいと願っている。