明日のほうが きっとしあわせ

昨日より今日、今日より明日。子育て、進学、カトリック生活、仕事、趣味……。

永井隆論

永井隆を知っているだろうか。

年配の人なら「長崎の鐘」と言えばわかるだろうか。

長崎大の医学博士であるが、アメリカの原子爆弾投下の際、被爆し、幾度も危篤になりつつも、人々の救護活動を行った。

妻を原爆で亡くし、幼い子どもを育てながら、医学論文を書き、被爆体験を書き、最後は献体という形で、身を捧げた人である。

浦上聖人とまで呼ばれたキリスト者である。

 

娘は、中学二年の夏に日本のカトリック教会の存在をテーマに自由研究をすすめた際、永井隆を知り、著書「この子を残して」は、人生の一冊になった。

 

今でいうシングルファーザーになった永井隆の記録、文章に、父親のいない娘は、何を思ったのだろう。

 

今、高校二年の娘は、高校での研究テーマは、進路と関係なく選んでよい、と言われたので、進路は理系を望みながら、研究テーマは「永井隆の平和」に決め、すすめている。

中学二年の夏から、また高校での研究のお陰で、娘と私は、永井隆について、話す機会は無くならないし、それどころか娘は、まだまだ若いけれどどんどん大人にもなっているわけだから、戦争、平和、医学、命、、、話は深くなっていく。

 

娘の研究が、高校の課題として、区切りを迎えても、その後も我が家では、永井隆の話は続くだろう。

 

ご飯を食べながら、お茶を飲みながら、人はいかに生きるべきかを議論する母子家庭(笑)

これ、結構、楽しいですから(笑)