明日のほうが きっとしあわせ

昨日より今日、今日より明日。子育て、進学、カトリック生活、仕事、趣味……。

友達との距離(手紙)

トイレ、通学経路と、クリアした「お友達問題」

しかし、いよいよ学校に苦情を入れなければおさまらない問題がおきた。

娘の小学校は、建て替えしてまだ10年にならない校舎で、所謂廊下がないオープンスペースのような教室。もちろん、仕切りたい時は稼働の壁が現れて、「普通の教室」になる。

日常は、オープンなので、休み時間はそこで遊べるし、子ども達作成の大きなオブジェが現れたりする。

死角が少ない。明るい。

ところが、あの女の子、、、わずかな死角に娘を追い込み、スカートをめくり、救命救急!と言って胸を圧してくる、というのだ。休み時間に逃げるように大好きな理科室にいこうとすると、「私も理科室が好き」とついてくる。そして死角を探す。

これには、私も完全にキレた。

担任にすぐに相談すると、「私が注意するのは簡単ですが、それをすると、また隠れてやるでしょう。私の立ち会いのもと、話し合い、対決させていいでしょうか。」

勿論だ。

娘に、もうお友達じゃなくなるかもしれないけど、それでもいいかと聞くと、かまわない、という。

でも、緊張のあまり、ちゃんと苦情を言えるかわからない。

そこで手紙を書かせようとしたら、自分の手紙が相手の手に渡るのはいやだ、とまでいうので、「渡すのではない、読むのだ」と書かせた。

手紙の内容は

私の名前は、お父さんがつけた大事な名前なので、ふざけて汚なく呼ぶのはやめてほしい。

トイレも理科室も、ひとりで行けるから、ついて来ないでほしい。

私は元気なので救命救急は、いらない。

の3つだった。

 

決戦は、オープンスペースの片隅。

手紙を、娘が読み上げたあと、担任は、娘に「もう遊びに行っていいよ」と解放し、その後

「胸を圧すようなことをして、お友達が死んだらどうするだ!」とMAXで怒る担任の声に、教室の窓ガラスがビリビリ震え、誰も近づけなかったらしい。

その後、よほど懲りない性格なのか、娘が理科室に向かうと、距離をとりながら「一緒じゃないから!一緒じゃないから!」と付いてきたりしていたが

結局、「私も理科室が好き」は口実だったらしく、しばらくして理科室にはついてこなくなった。

 

あとから、聞いた話だが、この女の子は、娘が離れた後、次の相手をみつけて同じようなことをして苦情がでる、また次の相手を探すの繰り返しだったらしい。今思うと、ちょっと気の毒でもある。

 

そして、トイレ。

毎年、同じブースに入る女の子はいるのだと聞いた。でも、問題にならない。

それは、お互いにOKだから。

娘を追いかけてきた女の子は、相手の選択を間違えたということになる。

 

友達との距離も、こうして学んでいくのだな。