明日のほうが きっとしあわせ

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小学校受験16

幼稚園では、いよいよ卒園に向けて動き出していた。

娘が通った幼稚園は、比較的受験する家庭が多い幼稚園で、国立、私立に進学するお子さんの方が、公立に進学するお子さんより多かった。

本当に信じられないようなことが、受験となると起きる。思いもかけない行動にでるおかあさまもいる。

仲良く受験して、明暗を分けることもあるし、幼稚園の前で言い合いになり、園長が慌てて出て来て中でお話になりますか?と言ったというのも、本当だ。

私は、受験する時も、入学が決まった後も、娘に小学校の名前を娘に教えなかった。

いよいよ卒園が近づくと、誰がどこに進学するのか、気になるわけで

ご苦労なことに、直接、親に聞くのは躊躇いがあるのか、子どもに聞かせる。

うちの娘も聞かれたが

「御門のきれいな小学校」と答えた為に

「ばかじゃないの?」と同じ幼稚園児に、言われた。

教えてないし、自分が受験したと思ってない娘は、「ばかじゃないの?」の意味がわからない、極めて能天気な子どもだった(笑)

 

小学校に通いはじめてから、しばらくして、幼稚園のお隣のクラスで、超有名私立に入学されたお子さんのお母さまから聞いた話。

「うちも、超有名私立に受かったけれど、制服がかわいくないので辞退した、お宅も辞めた方がいい」とあるお母さまから言われたけれど、第一志望だったので入学したの。と

その「あるお母さま」には、私も言われた。

国立は実験校だから、のびのびやって、結局猿にしかならないわよ!うちは、辞退したわ!

そんなはずはないのだ。

超有名私立の制服採寸日に、その親子はいなかったし、私が補欠をひいた最後の抽選会場に、そのお母さまはいなかったのだから。

我が家も、超有名私立に行かれた方も、第一志望に入学出来たから、ご縁がなかった方の気持ちはわからないと言われればそれまでだ。

でも、子どもが入学する学校が、その子に一番よい学校だ、と思ってやるべきではないだろうか。

うちも行かないから、お宅も辞退しなさい?

そんな理屈が通らないこともわからないくらい、受験は人をおかしくさせたりもする。