S先生のご褒美
娘が理科室に通いつめた理由のひとつに、理科専科のS先生との出会いがある。
通常、高学年になってから、理科室でお世話になるのだが、「骨が好きな一年生」は、S先生からお許しが出たので、毎日のように理科室へ向かった。
「僕がいる時」と言われたし、「僕がいない時」は鍵が掛かっている。危険物もあるし。
理科室まで行って「不在」の札があるのを見て、しょんぼり教室に戻ることが続いたあと、娘は、自分のクラスの時間割ではなく、S先生が理科室にいるかいないかの時間割を作り、筆箱に常備するようになった。
好きって、、、スゴイ。
時には、先生はいるけど、「次、六年生の実験準備があって、危ないからダメだよ」と言われたりもした。
そんなある日、、、。
「次、実験なんで、、、」
あー、ダメか、、、と思ったら
「手伝ってくれるかな」
ヽ(・∀・)ノヽ(・∀・)ノヽ(・∀・)ノ
狂喜乱舞
お手伝いは、ビーカーを並べたり、試験紙を配ったりするものだったけれど、先生の助手にでもなったかのような幸せな時間だったらしい。
更に、幸せは続く。
お手伝いのご褒美に、いいもの見せてあげるよ。
ヽ(・∀・)ノヽ(・∀・)ノヽ(・∀・)ノ
ご褒美って、ナニ?
それは、、、
ラットとカエルの心臓
ヽ(・∀・)ノヽ(・∀・)ノヽ(・∀・)ノ
最高じゃーん!
見せる方も見せる方だが、喜ぶ方も喜ぶ方で
このご褒美の話、心拍数を熱く語ること、、、、我が家では軽く1週間は続いたと思う。
卒業文集には
「先生は、私が楽しい時も悲しい時も、いつもかわらず待っていてくださった。」と書いていた。
こちらが、ご褒美を出したいくらい、お世話になった。
先生、ありがとう。