明日のほうが きっとしあわせ

昨日より今日、今日より明日。子育て、進学、カトリック生活、仕事、趣味……。

朝ドラ

娘が出かけた後、洗濯物を干して、

珈琲を飲んで、ふと見ると、ちょうど朝ドラの時間である。

頑張ってる子役とか、純愛とか、苦労話とか、、、

ちょっと、重い(笑)

私には

 

でも、いよいよ、今回の朝ドラも終わりに近づいてきていて

なんとなく、見てる

 

ざっくり言えば、長年尽くしてきた亭主(劇団の座長)が遊び人で、度々あった浮気の中でとうとう子どもを作ってしまった。離婚。

なんとか役者として劇団に残ろうとしたが、舞台上で芝居が出来なくなり、姿を消す。

って、ところ。

まあ、どん底

 

この離婚の際

「なんでうちやあれへんの」と、主人公は泣くのだけど

これには、参った

 

生母は早くに亡くなり、父親に売とぱされて、親の愛を信じられない。奉公先や撮影所の仲間に支えられて、同じく親の愛に飢えていた座長と結婚し、信じて愛して尽くしたのに、あっさりと愛人の元へ去ってしまう。愛人も「許してほしい。この子は愛されて生まれてほしい」ともっともらしくも残酷な台詞だ。

なんでうちやあれへんの

は、自分が子どもを産めなかったことではないだろう。

彼女は、芝居も浮気も寂しさも、すべてひっくるめて座長である夫を愛していたし、大切にしていた。

そして、自分も大切にされている、と満たされていたはずなのに、夫が守ろうとしたのは、自分ではなかった、ということだ。

一番大切な誰か。一番はひとつとは限らない。

なのに、自分は、そのひとつになれない。

ほんの少し、幸せになりたいだけなのに。

 

これは、打ちのめされる。

なんでうちやあれへんの

わかる。もう、説明いらない。完璧な台詞だよ。

 

しかし、、、ドラマはよい。

憎い継母が、実は、ずっと、遠くから見守っていたことがわかり

主人公は、また役者として動きだした。

 

誰かに大切に思われること

それは、生きるために必要なこと

 

朝ドラ、最終回は、どうか、私を納得させてくれ

(少し座長にバチがあててくれ)