明日のほうが きっとしあわせ

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平成

平成天皇の退位

昭和天皇崩御によるものと違い、名残惜しさはあるものの、悲しみの退位とは違う印象で世の中はとらえている。

お若い頃、皇太子時代の平成天皇の映像を拝見すると、近年の穏やかさに加え、(失礼かもしれないけれど)ダンディな魅力があったのだろうな、と思ったりした。

そして、いつも思うのは、美しい言葉選びである。

ゆっくりとのべられる言葉は、美しかったし、時にユーモアもあった。

平成天皇は、天皇家の古来からの伝統の中、育てられ、象徴であることを受け継ぎ、自らも戦争の悲惨さを味わい、その立場や変化を全て受け入れられたのではないだろうか。

美智子妃が苦労をされたことが報道された時、国民の多くは「美智子さまがかわいそう」ということに目を向けていたが、そのお側できっと平成天皇もお苦しみだったろう。

そんなことも含めて、美智子妃を愛して来られた。

この度の退位の壇上から降りられる時、美智子妃を振り返られた姿に、深い愛情を感じた人は少なくないと思う。

愛は偉大だ。

愛ある天皇のいらっしゃる時代は、幸いだったと思う。