フェルメール
やっと、行ってきた。
フェルメール展。
若い頃から、一番好きな画家はフェルメール
特に、手紙を書く女。
窓辺のデスクでペンをとる若い女性。毛皮の縁取りの上着、シルクのリボン、真珠のアクセサリー。
全てが好ましい。
フェルメールが日本にきたら、絶対に見逃さないのだが
今回、メインのように言われていたのが
牛乳を注ぐ女の作品だ。
私の好みから、少し外れるが、今回みて、「確かに」と思った。
光の粒、あり得ない角度、それをフェルメールならではの筆で、確かな芸術に昇華させている。
それから、初期の作品。
フェルメールにしてはサイズも大きく、宗教画。
悪くない。
でも、もしも、フェルメールがこの路線を続けていたら、後世に名を残せたかわからないな、、、と思った。
手紙、ワイングラス、牛乳、パン、楽器、地図、、、
フェルメールの手にかかると、優美な輝きを放つ
冬の美術館。夕暮れ。
冷たい空気の中、自分の中の温度が上がる。