サンタクロースと青いリボン
夏が過ぎて、秋も深まってくると、もうクリスマスの心配が始まる。
クリスマスといえば、子供のお楽しみはサンタクロースからのプレゼントでしょう。
サンタクロース真偽については、話が長くなるので省略(笑)
我が家はカトリックなので、ある程度娘が大きくなってからは、クリスマスイブは教会にいる。大きくなってから、というのは、クリスマスの教会は、にわか信者が増えてごった返していて子供が小さいとトイレなど問題点があるのと、段々娘がミサの奉仕をするようになったり、、、という理由。
さて、小学生になると、「サンタはいない説」が有力になり、娘も自信がなくなってくる様子。そして、サンタの存在よりも、たぶん「いつまでプレゼントは届くのか」が重要なんだと思われる。
そんな娘に、たとえ、希望したものが届かなくても、感謝することを忘れてはならないと言い続けた。
世界には、プレゼントを貰うどころか、ご飯をたべられず死んでいく子もいる、学校にいけない子もいるのだから。
そして、今日も新しい赤ちゃんが世界のどこかで生まれている。
これでは、サンタクロースが世界中の子供にプレゼントを届けるのは大変だ。
だから、いつかは、サンタクロースからプレゼントを貰う権利は、恵まれない子、新しい赤ちゃんに譲ってあげなくちゃ。
どうやら、サンタクロースは、今年で最後だよ、という合図に、プレゼントにブルーのリボンをつけるらしい、、、というのも、我が家では定説だった。
この「ブルーリボン最終宣告説」は、世の中に浸透していないらしく
( まあ、そうでしょうけれど (´-ω-`) )
小学校で、「サンタなんていねぇよ。まだ信じてるのか?ばかだなぁ。」と言い放った男児が「え、そうなの?!」とすこぶる反応した。ふふふ。
小学六年生のクリスマス。
憧れの中学の肩掛け学生鞄が来年度からリュックになる、という衝撃の知らせが届いた娘には、サンタクロースから、その肩掛け鞄が届いた。
そして、、、
小さなブルーのリボンが結ばれていた。
あなたが譲ったクリスマスプレゼントの権利は、きっと、世界のどこかの小さな子供をしあわせにしている。