時代小説
若い頃は、それほどでもなかったのだが、気がつくと時代ものの小説をよく読むようになった。
元々、時代劇が好きだったせいもある。
テレビドラマなどは、歴史、戦国ものが楽しい。歴史を変えるわけにいかないから、どんなイケメンも史実の通りに死んじゃうけど。
そして、藤沢周平。
映画や舞台にもなったが、藤沢周平は、いい。捕物にしても、武士にしても、胸にしみてくる。
今、最終巻を読み始めたのが、故 宇江佐真理の髪結い伊三次シリーズ。
現代のように、交通機関は発達しておらず、電化製品もない。生まれながらに階級があり、だいたいが家業を継ぐ。
夏は暑く、冬は寒い。
時代小説には、確かな季節と時の流れがある。
そこがまた、いい。